第6回 長岡・縄文土器グランプリ結果発表

4月より開催しておりました、企画展『縄文土器入門~縄文土器の特色をさぐる」展示資料の人気投票イベント『第6回 長岡縄文土器グランプリ』は、6月28日(日)をもちまして終了いたしました。

以下に、得票数の多い順に1位から8位の縄文土器をご紹介します。
ご紹介する土器たちは、企画展『縄文土器入門』において8月23日(日)までご覧いただけます。 
多くのみなさまにご投票いただき、誠に有難うございました。(有効票数1,872票)

また、同時に開催した「火焔土器レプリカ プレゼントキャンペーン」の当選者を決定し、作品を贈呈しました。
応募総数1,200名以上、倍率にして400倍以上でした。ご当選された皆様、どうぞ末永くご愛蔵ください。

第1位 
加曽利(かそり)B3式土器(注口土器)         【484票】

縄文時代 後期後葉
長岡市 岩野原遺跡 出土
高さ 約 15cm

今回の第1位は、おちょぼ口のような注ぎ口がかわいいこの土器です。
ふっくらとふくらむ胴部には、縄文を施してから線を描き、内側の縄文を消してしまう磨消縄文(すりけしじょうもん)がみられます。古今東西、多くの人を「使ってみたい!」気持ちにさせる土器ですね。

第2位 
三仏生(さ(ん)ぶしょう)式土器
(深鉢)        【330票】

縄文時代 後期中葉
小千谷市 三仏生遺跡 出土
高さ 約 27cm

第2位は、その美肌に魅了された人が続出した「三仏生式土器」です。突起の部分まで境目なくなめらかに整えられており、持ち上げたときに手が滑りそうで怖い土器でもあります。実物の表面には黒っぽい部分がありますが、これは土器を焼く最後の工程で炭を吸着させているため。

第3位 
三十稲場(さんじゅういなば)式土器(蓋)        【220票】

縄文時代 後期初頭
出雲崎町 矢郷橋遺跡 出土
高さ 約 10cm

使いやすそうな「つまみ」状の飾りや「とって」がついた、おなべのフタが第3位に。三十稲場式土器の特徴である「刺突文」(しとつもん、棒などでつついてつける文様)がほぼ全面にみられます。この土器はかぶれませんが、そっくりな帽子があればかぶってみたいですよね。

第4位 
台形(だいがた)土器  【212票】

縄文時代 中期
長岡市 岩野原遺跡 出土
高さ 約 9cm

昨年度8位から大幅ランクアップ!
第4位には、目が合ってしまいそうなこの土器です。10代前半くらいの若い層を中心に人気を集めました。通常の土器とは逆向き(上面が平らで下面が開く)で設置するが使い方は不明、というミステリアスさも魅力かもしれません。

第5位 
下部単孔土器     【209票】

縄文時代 後期
長岡市 岩野原遺跡 出土
高さ 約 19cm

第4位にひきつづき、謎の土器が5位に。下部に謎の穴があけられたこの土器は、何に使ったのでしょうか…。お酒造りや儀式用具などの意見も聞かれますが、真相はいかに。この土器を前に、議論が白熱する光景もみられました。

第6位 
北陸系土器(深鉢)   【183票】

縄文時代 中期前葉
長岡市 千石原遺跡 出土
高さ 約 15cm

火焔型土器の制作にも使われる、半分に割った細い竹の工具で迷路のような文様をつけているこの土器が6位です。迷路の間を埋めるように格子状、マス目のような線も引かれており、北陸地方の影響を感じさせます。この土器一つでいくつかゲームができそうな、楽しい土器。

第7位 
関東系土器(深鉢)   【136票】

縄文時代 中期前葉
長岡市 岩野原遺跡 出土
高さ 約 27cm

美しい形、胴体を埋める縄文、控えめかつ印象的な突起。大人のセンスを感じさせる7位の土器は、中期初頭に関東地方に広がりる形式に影響を受けたもの。都会的な部屋に置いてもなじみそう、おしゃれなセレクトショップにありそう、との声が。

第8位 
大洞(おおぼら)A式土器(台付浅鉢)   【98票】

縄文時代 晩期後葉
五泉市 矢津遺跡 出土
高さ 約 10cm

第8位は、縄文時代の終わりごろに盛り付け用の器として制作されたであろう土器です。とても薄く、表面はなめらかに整えられています。1位の土器と組み合わせて、縄文アフタヌーンティーにぴったり。縄文人はなにを盛っていたのでしょうか。