
新潟県の縄文時代中期(約5,000年前)を象徴する火炎土器。そして縄文土器では珍しく、特徴的な蓋が伴う後期(約4,300年前)の三十稲場式土器。いずれも長岡市関原町の馬高・三十稲場遺跡の出土品から名付けられました。
火炎土器は、火焔型・王冠型などにみられる立体的な文様をもつ「馬高式」から、大ぶりの装飾把手のほか矢羽根状の沈線や渦巻きが連結した文様を組み合わせる「栃倉式」に変遷します。一方、三十稲場式は、連続した独特の刺突文様で器全体を覆う深鉢と蓋が顕著につくられました。
本展示では、長岡市と十日町市の周辺から出土した優品などから、火炎土器(馬高式・栃倉式)と三十稲場式土器の特色やその変遷を紹介します。
関連イベント
(1)「正解はどれ!?ホンモノ火焔型土器」:実物資料はどれか当てよう!
※今年度は火焔土器作品の贈呈等はありません
(2)特別展 展示解説会(事前申し込みが必要です 詳細はコチラ)

開催時期
令和7年9月20日 (土)~11月3日 (日)
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
【休館日】毎週月曜日 (祝休日の場合は翌日)
主な展示資料の出土遺跡と遺跡所在地
展示予定:小坂遺跡・珠川A移籍・野首遺跡・幅上遺跡・中島遺跡(十日町市)、上ノ山遺跡・城之腰遺跡・大明神遺跡・前野遺跡(小千谷市)、沖ノ原遺跡(津南町)、矢郷橋遺跡(出雲崎町)、岩野原遺跡・馬高遺跡・十二遺跡・栃倉遺跡・中道遺跡(長岡市)
会場
長岡市馬高縄文館展示室
観覧料
常設展観覧料のみ(一般200円、高校生以下無料、20名以上の団体150円)