長岡市立科学博物館 Nagaoka Municipal Science Museum

休館日
毎月第1・第3月曜日
(祝日等の場合は翌日)
12/28〜翌年1/4
開館時間
AM 9:00 〜 PM 5:00
入館はPM 4:30まで
TEL
0258-32-0546
FAX
0258-36-7691

知りたい長岡! 常設展示紹介

植物歳時記

植物歳時記 ―春―

雪解けとともにいっせいに芽吹き、花を咲かせる植物たち。
雪国の春はとても鮮やかです。

マルバマンサク (マンサク科)

 地表の雪が解けきらないうちに花が咲き始めます。マンサクの名は「まず咲く」という言葉が転じたものとか。
 小さいですが毎年変わらずたくさんの花が咲き、遠くからでもこの木があるのが分かります。

ユキツバキ (ツバキ科)

 「新潟県の木」であるユキツバキは、積雪の多い地域に分布し新潟県はその中心的存在です。赤い花と黄色い雄しべの色合いが美しい花です。積雪の少ない地域にはヤブツバキが分布します。

ナガハシスミレ

 一見ふつうのスミレのようですが・・よく見るとなにやら長いしっぽのようなものが・・。これは「距」と呼ばれる部分で、長い短いの差はあってもスミレの花にはたいていついています。ここには蜜が入っているので、虫にかじられてしまうこともありますが・・。
 「ナガハシ」という名前は、この長い「距」をさしています。

カタクリ (ユリ科)

 春の山の代表といえばこの花。昔から親しまれてきた花です。ときどき白い花のものも見かけます。
花が咲いて、種子が出来て、夏が来る頃には地上から姿を消してしまうことを知っている人は以外と少ないのでは?

キクザキイチゲ (キンポウゲ科)

 キクの花に似た姿ですが、キンポウゲ科の仲間です。花の色が白、紫、青紫など色々あるのも面白いですね。カタクリと並んで春の里山を代表する植物で、やはり夏が来るころに姿を消します。

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植物歳時記 ―夏―

初夏にかけて、多くの樹木や草が花を咲かせる、華やかな時期を迎えます。

トチノキ (トチノキ科)

 沢沿いなどに生える高木で、かわいらしい小さい花が咲き、花色は白からピンクへと変化します。秋になるとクリをつぶしたような形の実がつきます。
  トチの実のあく抜きは大変ですが、「栃餅(とちもち)」はおいしいですね。また、国語の教材でもある物語「もちもちの木」に出てくる木でもあります。「栃尾地域の木」です。

ホタルブクロ (キキョウ科)

 花はつりがね型で長さ5cm程度、白いものと赤紫色になるものとがあります。ホタルを捕まえておく袋というような名前はユニークですが、ホタルを入れても簡単に逃げてしまいそうです。
  ホタルブクロとヤマホタルブクロは「越路地域の花」です。

ホオノキ (モクレン科)

 木も、葉も、花もビッグサイズ(手と比べてみてください)。花が開くと直径20cm近くに達し、芽吹きが遅く落葉が早いことなど、里山でとても目立つ存在です。
  秋に熟す実は長さ15cm程度の円筒形をしており、赤い種子が顔を出します。

コシジシモツケ (バラ科)

 新潟県で採集された標本をもとに名前がつけられました。花は小さいけれどピンク色がとても鮮やかです。葉はカエデの葉のように切れ込んでおり、茎を折ると湿布薬のような香りがあります。

ヤマツツジ (ツツジ科)

 長岡市の花「ツツジ」には、色々な種類・花色がふくまれますが、このヤマツツジは里山を中心に自生し、花はオレンジ色っぽい赤色です。背はあまり高くならずこんもりとした形になります。

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植物歳時記 ―秋―

秋は実りの季節です、クリ、ドングリ、そして「もちもちの木」でおなじみのトチノキなど、たくさんの木が実をつけます。

コナラ (ブナ科)

 里山の樹木の代表。その昔、燃料の炭や薪をとるのに植えて育てたものです。私たちが目にする「どんぐり」は、このコナラなどの木の果実です。一本の木が、いくつどんぐりをつくるのでしょう?

ミツバアケビ (アケビ科)

 つる植物で、他の植物などにからまって伸びます。春は芽を山菜として利用し、秋には皮(ただしそのままでは苦くて食べられません)と甘い果肉が食べられます。
  熟した果実がパカッと口をあけているのを見つけると、思わずうれしい笑いが出てしまいます。

ブナ (ブナ科)

 長岡市の山の多くは、遠い昔このブナの木に覆われていたと考えられています。
 その実は山の動物たちの大切な食べ物で、不作の年は里に下りてくるツキノワグマが増えるといわれます。(上の写真は6月頃のものです)

タムシバ (モクレン科)

 枝先につく、いびつでごつごつした果実が割れて、赤い種子が顔を出します。
  コブシと近い仲間で花も似ていますが、タムシバの葉は噛むと甘く、コブシの葉は噛むと辛いという違いがあるそうです。

ツノハシバミ (カバノキ科)

 葉にかくれるようにして、細長いツノを持つ実がなっています。一体中身はどんな形だろうかと考えてしまいますが、いちばん外側にある苞の一部であるツノの部分には何も入っていません。
 種子を食べることができますが、毎年見ていてもあまりたくさんはできないようです。

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植物歳時記 ―冬―

すっかり葉を落とした林の木々の中に、あざやかな実が残っていたりします。

ガマズミ(スイカズラ科)

 冬の里山で、赤い果実が良く目立ちます。果実は冬になると透き通ったような色になり少し甘みが出て、食べられるようになります。 鳥たちの冬の大切な食べ物なのでしょうね。

ヤマモミジ (カエデ科)

 プロペラ型の果実はおなじみです。空中でくるくる回って、落下する速度が遅くなり、風にのって木からなるべく離れていこうとするようです。

ジャノヒゲ (ユリ科)

 赤い実、黒い実は色々ありますが、青い実はあまり種類がないようです。
  じょろじょろと伸びた葉をかき分けると見つかる青い実は、皮をむくと透明っぽい青白色で、ボールのようによくはねます。

アカマツ(マツ科)

 コナラと並んで里山の代表的樹木。松ぼっくりは誰でも一度は手にとったことがありますよね。 マツタケが出るのは松林ですが、最近では林が荒れて、出ることが少なくなったようです。

エゾツリバナ(ニシキギ科)

 枝から長く垂れ下がる赤い果実は、もう種子を落としたあとですが、まだ枝についたままで、まるで花が咲いているようです。下から見ているのでわかりにくいのですが、花をつり下げるので「ツリバナ」です。

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長岡市立科学博物館 Nagaoka Municipal Science Museum
〒940-0084 新潟県長岡市幸町2-1-1