長岡の文化財

1.文化財とは

 私たちの祖先が伝え残してきた文化遺産のうち、国や地域にとって歴史上、芸術上、学術上価値の高いものを文化財といいます。それらに手厚い保護を加えて未来に受け継ぐため、国や各自治体で文化財の指定を行っています。
 文化財は、次のような種類に分類されます。
(1)建造物や美術工芸品(絵画・彫刻・工芸品・書跡・典籍・古文書・考古資料・歴史資料)の有形文化財
(2)芸能・工芸技術などの無形文化財
(3)無形(衣食住・生業・信仰・年中行事に関する風俗習慣・民俗芸能)・有形(無形の民俗文化財に用いられる衣服・器具・家屋・その他の物件)の民俗文化財
(4)史跡(貝塚・古墳・都城跡・城跡・旧宅等)・名勝(庭園・橋梁・峡谷・海浜・山岳等)・天然記念物(動物・植物・地質鉱物)の記念物
 そのほか、建造物を対象にした登録有形文化財もあります。また、遺跡を対象にした埋蔵文化財は台帳に登録することで保護しています。

→長岡市内指定文化財一覧

 

2.埋蔵文化財と発掘調査

 火焔土器が発見された馬高遺跡などの遺跡、台地に刻み込まれた住居跡や墓穴などの遺構、それに遺跡から出土した土器や石器などの遺物を総称して埋蔵文化財と呼んでいます。それらは、はるか数万年前の旧石器時代から祖先たちが営んできた生活の証しです。
 歴史の調査研究には、古文書などの文字資料から調べる方法や、遺跡を発掘して遺構や遺物からアプローチする方法などがあります。遺跡を発掘して歴史を探る考古学の手法は、これまでは文字資料がないか、あるいは文字資料が少ない原始・古代を主な時代対象としてきましたが、最近では中世や近世の領域まで対象としています。
 発掘調査は博物館や大学などの機関が研究目的をもって行う場合と、自治体が諸開発の前に実施する場合に大きく分けられます。遺跡は祖先の生活の痕跡であり、先人たちが私たちに残してくれた貴重な財産です。このため、各自治体では開発で消えてしまうことの多い埋蔵文化財の内容を詳細に記録保存するため、発掘調査を行っています。長岡市では当博物館が担当しています。

→最近発掘した遺跡